秋の夜長

秋の夜長。皆様はどのようにお過ごしですか？寝つきの悪い僕は今まで封印していたものがあります。第九回司馬遼太郎賞受賞作品・北方謙三"水滸伝"全１９巻。衝撃の完結から２年、続編"楊令伝"が３巻まで出版しているのです。読書の時間といえば就寝前の貴重な一時。ただでさえ眠ることが大変な僕なのに、この本を読み出すと眠れない、読んだあとも頭の中で回想して眠れない、なので封印していたのですがついに解禁してしまいました"楊令伝"第１巻。十二世紀の中国が舞台とあってなんせ名前がまぎらわしい、しかも"あざな"も使うので何度もページを戻しては進むといった具合で大事に確認しながら進めていきます。ドラマチックでスペクタルでナショナリズム満載の超大作です。感動する本にはたくさん出会いましたが泣きながら読んだ本は初めてでした・・・。

北方謙三"楊令伝"。僕の夜長がはじまりました。

楊令伝 1 (1) 著者：北方 謙三

水滸伝〈19〉旌旗の章 著者：北方 謙三

水滸伝〈1〉曙光の章 (集英社文庫) 著者：北方 謙三