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2007年12月18日 (火)

読書計画2008

今月号の"BRUTUS"は32人の著名人がお薦めの本を紹介する特集でした。爆笑問題の太田総理お薦めの作家は"カート・ヴォネガット"だそうです。恥ずかしながら知りませんでした・・・。太田総理は読書には"姿勢"が大事だと言い切ります。とても共感できる意見だと感じました。幸福に満ちたらないことは、すでにある幸福を言葉に出来ないだけで「今、幸福です。」と確信をもって表現できる天才なのだとヴォネガットを語り、自分の幸福論を見出したようです。本には無数の秘められたハッピーパワーが詰まっているはずです。それが見つかるかどうかも時代・気持・状況など、まさに姿勢で違ってくるものなのでしょう。ちなみに僕が最初に感動した作家は"景山民夫"でした。"トラブル・バスター"の痛快さは15歳の僕にはまさに衝撃。その後、直木賞受賞作"遠い海から来たCOO"の壮大冒険ストーリーは本当に同じ作者なのかと思うほどでした。ちなみにこの作品は我が子2人に必ず読んでもらいたく大事に保管してあります。プラモデルを制作中にシンナーに引火して火事でお亡くなりになったその再期もまるでご自身の景山作品の1ページのような・・・享年50歳、早すぎた死でした。(晩年の宗教がらみのトラブルが絶えなかったようなのですが。)

今年84歳で永眠したカート・ヴォネガット。ヴォネガットの新作にこの先会うことはなくなった。けれども同時にヴォネガットの全作品が出揃ったと太田総理は語っています。なるほど。。。

Book 遠い海から来たCOO (角川文庫)

著者:景山 民夫
販売元:角川書店
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