お正月は「男はつらいよ」
今年もあとわずか、お正月といえば寅さんでしたよね。渥美清さんの没後、お正月=「男はつらいよ」の風潮が消えて早10年でしょうか。全48作のあの単調なストーリーにはまったファンの方は今だ多いかと思います。今年、商工会の"潮干狩り"バスツアーに子ども2人を連れて参加したときのこと、帰りの渋滞でガイドさんが「ビデオでもかけましょうか?」の言葉に期待が膨らみテンションのあがった息子につきつけた映像は「男はつらいよ~寅次郎紅の花~」・・・。(せめて釣りバカだろうと顔を見合わせがっかり・・・。)ところがいつものハイテンポ、神戸で阪神大震災のボランティアで指揮をとりニュースに映っている寅さんからの幕開け、8歳の息子がいきなり見入りました。寅さん最後の遺作であり、病魔と闘いながらの感動のラストシーンまであと10分というところで町田に到着であえなく終了。未練たっぷりでバスを後にしました。
やはりお正月は大人も子どもも家族で「男はつらいよ」ですよね。ちなみにお薦めは第40作・「寅次郎サラダ記念日」。なぜかというと三田寛子さんのおばあちゃんのお葬式シーンで14歳の若き日の僕が3秒くらい登場してます(よく見ないとわかりません。)。この3秒間に3日間大船撮影所に通いましたからね(1日1秒!?)。当時の僕にとっては渥美清さんのような大御所俳優さんほど認知度低かったのですが、今でもその衝撃が消えない史上最強のオーラでした。
僕のお正月は"寅次郎紅の花"のラストシーンを観たいと思います。
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男はつらいよ 49巻セット+特典ディスク2枚付 販売元:松竹ホームビデオ |
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