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2007年12月29日 (土)

お正月は「男はつらいよ」

今年もあとわずか、お正月といえば寅さんでしたよね。渥美清さんの没後、お正月=「男はつらいよ」の風潮が消えて早10年でしょうか。全48作のあの単調なストーリーにはまったファンの方は今だ多いかと思います。今年、商工会の"潮干狩り"バスツアーに子ども2人を連れて参加したときのこと、帰りの渋滞でガイドさんが「ビデオでもかけましょうか?」の言葉に期待が膨らみテンションのあがった息子につきつけた映像は「男はつらいよ~寅次郎紅の花~」・・・。(せめて釣りバカだろうと顔を見合わせがっかり・・・。)ところがいつものハイテンポ、神戸で阪神大震災のボランティアで指揮をとりニュースに映っている寅さんからの幕開け、8歳の息子がいきなり見入りました。寅さん最後の遺作であり、病魔と闘いながらの感動のラストシーンまであと10分というところで町田に到着であえなく終了。未練たっぷりでバスを後にしました。

やはりお正月は大人も子どもも家族で「男はつらいよ」ですよね。ちなみにお薦めは第40作・「寅次郎サラダ記念日」。なぜかというと三田寛子さんのおばあちゃんのお葬式シーンで14歳の若き日の僕が3秒くらい登場してます(よく見ないとわかりません。)。この3秒間に3日間大船撮影所に通いましたからね(1日1秒!?)。当時の僕にとっては渥美清さんのような大御所俳優さんほど認知度低かったのですが、今でもその衝撃が消えない史上最強のオーラでした。

僕のお正月は"寅次郎紅の花"のラストシーンを観たいと思います。

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2007年12月18日 (火)

読書計画2008

今月号の"BRUTUS"は32人の著名人がお薦めの本を紹介する特集でした。爆笑問題の太田総理お薦めの作家は"カート・ヴォネガット"だそうです。恥ずかしながら知りませんでした・・・。太田総理は読書には"姿勢"が大事だと言い切ります。とても共感できる意見だと感じました。幸福に満ちたらないことは、すでにある幸福を言葉に出来ないだけで「今、幸福です。」と確信をもって表現できる天才なのだとヴォネガットを語り、自分の幸福論を見出したようです。本には無数の秘められたハッピーパワーが詰まっているはずです。それが見つかるかどうかも時代・気持・状況など、まさに姿勢で違ってくるものなのでしょう。ちなみに僕が最初に感動した作家は"景山民夫"でした。"トラブル・バスター"の痛快さは15歳の僕にはまさに衝撃。その後、直木賞受賞作"遠い海から来たCOO"の壮大冒険ストーリーは本当に同じ作者なのかと思うほどでした。ちなみにこの作品は我が子2人に必ず読んでもらいたく大事に保管してあります。プラモデルを制作中にシンナーに引火して火事でお亡くなりになったその再期もまるでご自身の景山作品の1ページのような・・・享年50歳、早すぎた死でした。(晩年の宗教がらみのトラブルが絶えなかったようなのですが。)

今年84歳で永眠したカート・ヴォネガット。ヴォネガットの新作にこの先会うことはなくなった。けれども同時にヴォネガットの全作品が出揃ったと太田総理は語っています。なるほど。。。

Book 遠い海から来たCOO (角川文庫)

著者:景山 民夫
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2007年12月 4日 (火)

ALWAYS 続・三町目の夕日

大抵は期待が高いほどがっかりします。ことさら邦画映画に関しては8割8分がっかり実績があります。前日も「ALWAYS~続・三町目の夕日~」をご覧になったばかりのお客様が「良かったわよー。」 そうして自分が良いと思わないとき、人との価値観の違いを痛感してつらいものです。そんなことを念頭におき、高い期待を抑えながら家族4人で観賞しました。泣けましたね・・・。泣き場所では必ず隣の席から僕の泣き顔を確認するイヤらしい性格の息子がいます(僕もかつてはそうでした・・・。)。涙を拭くと泣いていることがバレるので、暗い劇場では涙垂れ流しにして息子の視線を免れております。DVD発売したらもう一度1人で思いっきり泣きます。

「ALWAYS~続・三町目の夕日~」公開中です。

※お知らせ※

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