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2010年1月20日 (水)

親愛なるカズ様

間もなく12年を迎えます。1998年、6月2日に゛キング・カズ゛が日本代表の最終メンバーから外れ、サッカー日本代表への熱い想いが途絶えたあの日から・・・。サッカー好きな僕は世界のサッカーは相変わらず観ています。その世界のサッカーを好きになるきっかけをつくってくれたのも゛キング・カズ゛あなたです。アメリカ大会の興奮冷めやらぬ1994年、アジア人初、前人未到の世界最高峰、イタリア・セリエAへ乗り込みました。サンシーロでの開幕戦、眼を閉じると今でもあの興奮がよみがえります。最高のワンシーズンでした・・・。中田、中村、森本・・・その後の数多くの日本人選手の活躍の場となる道筋を築いてくれたのはまさにカズ、あなたでしょう。イタリア・ジェノバ、クロアチア・ザグレブが大好きです。あなたが在籍していた街だから。

98年、6月2日を悲しんだ日本人のベスト10人の1人であると自負しております。不動のエースだったあなたが代表からいなくなって12年、エース不在のまま今年もまたワールドカップが始まります。皮肉にもあなたをメンバーから外した岡田監督で挑みます。悔しいけど恨んではいません。きっとあのときの思いがあるからこそ今もなを、トップアスリートとして君臨しているのだと思います。12年前の読売新聞に寄稿した代表落ちの手記を僕はパウチして今でも大事にお守りにしています。仕事で行き詰った時に見ます、「この時のカズにく比べれば今の俺なんか・・・。」と鼓舞します。当時の心境をカズは取材に対しこう答えました、「ブラジル時代の試合に出れないベンチの方がつらかった。」。。。。そんなわけがあるはずがない!17歳で単身ブラジルに渡り日本をワールドカップに出場させるために帰国して満身創痍で挑んだはずのドーハでの悲劇、イタリアに渡り、4年後にやっと掴んだフランス大会での代表落ち・・・。

悪夢の1998年6月2日のその年の12月、僕に長男が誕生しました。その長男に゛キング・カズ゛の思いを語り、全盛期のカズのビデオを見せながら早、11歳を迎えました。所属チームではもちろん11番。未来の日本代表の屈指のエースを僕は育てています。ロナウドの切り裂くドリブル、トーレスのぶっちぎるスピード、ドログバの野生の瞬発力、そしてカズの変幻自在のとフェイントと日の丸の魂・・・その全てを兼ね備えた11歳は今日も僕にそのプレーを見せてくれます!Wiiのウィニングイレブンで・・・。

待っててください、親愛なるカズ様。P6100194

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