« 2010年2月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月28日 (水)

リスペクト

少年サッカー時代を思い出します。チームで1番の俊足でした。背番号は9でエースではなかったです。このチームには背番号10”絶対エース”がいました。右サイドのFWの僕は中央突破でのシュートは監督からの禁止令を出されていました。常にサイドでギリギリまで持ち込んでセンターの絶対エースに最高のボールを配球することが役目でした。キャプテン翼でいうとライン際での快足ウインガー”滝くん”役です。つまらない少年サッカー時代でした・・・。ただ、この”絶対エース”の彼と僕との違いは歴然でした。長身で足の長い豪快なストローク、ここ1番での突破力と決定力、当時の町田選抜でもエースストライカーである彼を横目に小粒だった自分を思い出します。息子のプレーを見ているとその彼をオーバーラップさせてしまいます。僕にはなく、努力でも成し得ないストライカーとしての資質、あぁ僕の大嫌いな彼にそっくりだ!1つ大きな違いがある、無駄に走らず最前線でいつも味方からのパスだけを待ち、味方に叱責ばかりしていた彼と違い、息子はチームのために縦横無尽に走りまくる。我が息子ながらそのストライカーとしての資質、うらやましくもまた親でありながら少しの妬みさえも感じるそのプレースタイルへはまさにリスペクトです。ストライカーの親になんてなってみたかった、自分にはなれなかったストライカー、1番近くで見ていたい・・・。親が子どもにリスペクト。現実にこんなことってあるんだ・・・。

それはそこだけ、4歳下の妹をいじめる長男、今日もまた、髪の毛を引っ張り上げ、床に叩きつけて叱って終わる1日でした・・・。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月27日 (火)

アイ・ラブ・カイシン

第34回全日本少年サッカー大会10ブロック予選を終えました。当初の予定4月17日(土)が雨(雪)のため流れ、24日(土)への延期となりました。絶対にこの大会にだけは関わりたい!そんな強い想いで両日、強引にお店を閉めて参加して来ました・・・。この大会に参加出来たことが本当に感無量です。我が″開進グラジェスタ″6年生の長男が最上学年の1期生としての全国大会予選の初参戦、6年生5人、5年生3人、4年生2人、1チームのメンバーを揃えるためには更に平均身長が約30cm低い4名の3年生も召集している有様です・・・。全国大会予選に″3年生″参加はないでしょうという話もあがりました・・・。ギリギリ間に合ったという感じです。チームの軸、得点源、キャプテンという立場の大きな重圧を胸にこの貴重な大会に長男が挑むことが出来ました。残念ながら結果は3戦3敗に散りましたが・・・ただ、この大舞台に選手の親として、またチームのコーチとして、自分が参加出来たことに感無量です。24年前の自分の経験が2年前から22年ぶりにサッカーで繋がりをもつ機会に恵まれました。僕の愛する″開進グラジェスタ″の6年生5人が準備不足な脆弱な体制ではあったのですが、今回の大会経験、そしてこれからの10ヶ月での経験の中で大事な財産を作って欲しいと願うばかりです。その片隅に自分の存在が少しだけ協力出来れば超幸せです・・・。あるアスリートが言ってました、苦境にたったとき「自分を認めてくれるのは過去にやり遂げた自分の経験だけ。」だと。これまでの経験、そしてこれからの経験はきっと10年、20年後、彼らを認めてくれる大事な財産であるはずです。そしてまだまだ、これからの僕の人生の財産にもなるはずです。ありがとうフットボール、ありがとう開進グラジェスタ・・・。

| コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年2月 | トップページ | 2010年5月 »