リスペクト
少年サッカー時代を思い出します。チームで1番の俊足でした。背番号は9でエースではなかったです。このチームには背番号10”絶対エース”がいました。右サイドのFWの僕は中央突破でのシュートは監督からの禁止令を出されていました。常にサイドでギリギリまで持ち込んでセンターの絶対エースに最高のボールを配球することが役目でした。キャプテン翼でいうとライン際での快足ウインガー”滝くん”役です。つまらない少年サッカー時代でした・・・。ただ、この”絶対エース”の彼と僕との違いは歴然でした。長身で足の長い豪快なストローク、ここ1番での突破力と決定力、当時の町田選抜でもエースストライカーである彼を横目に小粒だった自分を思い出します。息子のプレーを見ているとその彼をオーバーラップさせてしまいます。僕にはなく、努力でも成し得ないストライカーとしての資質、あぁ僕の大嫌いな彼にそっくりだ!1つ大きな違いがある、無駄に走らず最前線でいつも味方からのパスだけを待ち、味方に叱責ばかりしていた彼と違い、息子はチームのために縦横無尽に走りまくる。我が息子ながらそのストライカーとしての資質、うらやましくもまた親でありながら少しの妬みさえも感じるそのプレースタイルへはまさにリスペクトです。ストライカーの親になんてなってみたかった、自分にはなれなかったストライカー、1番近くで見ていたい・・・。親が子どもにリスペクト。現実にこんなことってあるんだ・・・。
それはそこだけ、4歳下の妹をいじめる長男、今日もまた、髪の毛を引っ張り上げ、床に叩きつけて叱って終わる1日でした・・・。
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