してあげたかったいくつかのこと
自分が親になったら子どもにしてあげたいくつかのこと、いったいいくつしたあげれたのだろう・・・。寝る前に母親に読んでもらった絵本の数々、その内容は今も鮮明に覚えています。度々夜勤のある仕事だった母だったゆえにその貴重な時間はとても濃厚なものでした。
妻が入院中のため9歳の長女と今更ながら一緒の布団で寝ています。寝る前の僕のお話をとても楽しみにしてくれています。うろ覚えの記憶をたどり自分なりのフィクションを加え〝走れメロス〝〝くもの糸〝〝大きな木〝etc・・・娘の期待を裏切りまいとなんとかそれなりにこなしてきました。いよいよ明日は妻の退院です。娘と一緒に寝る妻の代役も今晩が最後となります。最後のお話は〝100万回生きた猫〝と決めています。オリジナルストーリーのアレンジを仕事中、お客様との会話もそっちのけで考えていました。
やがて娘が母親となったとき、我が子どもにしてあげたい1つになってくれればいいなという想いをこめて今晩のラストストーリーを語ります・・・。
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