先輩たちの宿題
厄介なリスクはもうごめんです。せこせこと予約制で小さく経営してれば何とか食べていけるし・・・ただ、あまりに顧客をお断りする機会が多く、さすがにこれではいけないと思ってのパートさん募集でした。何名かの女性経験者の問い合わせの中で未経験という聞き取りにくいなまりのある男の子からの入店希望の電話でした。とりあえず会うだけ会ってみて1度は遠慮してもらったのですが・・・。3月に長崎の美容学校を卒業し8月に上京してきた塚原くんもかなりうちに馴染んできました。僕もおじさんの領域に入り平成2年生まれの彼と飲むとついついぐだぐだ語ってしまってます。様々な人達に育てられて支えられて今、僕がここにいます。お世話になった方々には何一つ恩返しはしていない、でも、その方々はいつも言っていました「俺が君に与えたことは俺に返すんではない、やがて君が誰かを育てるときに与えてもらった全てをその誰かに与えてあげればそれでいい。」そんな結構昔の約束をやぶろうとしていました。自分さえよければと・・・。
多くの方々から与えていただいた負債はまだまだ相当残ってます。しっかりとタスキをつなぎ与えていただいた以上、利子を含めて誰かに与えていかなければいけないし、そのためにはまだまだ勉強が必要だし・・・今、会うことのない先輩たちは今もなお、まだまだ多くの宿題を僕に与えてくれています。
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