2015年、久之浜レポート
今年1発目の訪問なので"浜風商店街"に手土産を持って。お届けするのはもちろん地元商店街を代表する銘菓店"玉川虎屋"のアラカルト。
いわきへの楽しみのもう一つは普段できない読書を移動車中でどっぷりすることです。
浪江町出身のお客様が浜通りの原発誘致のヒストリーを知るのならこれぞと推してくださった1冊、今回はこちらをお供していきます。
いわき駅到着、まず確認したのは久之浜で全壊しまった美容室"COCO"。現在いわき駅付近で営業しています。久之浜駅前に建設予定の複合商業施設"浜風きらら"、完成後はこちらへのテナント入居が決定しているようです。気になって"COCO" さんのホームページチェックしてるのですが秘かにファンになってしまいました。。。
今年最初の久之浜、まずは奇跡の"秋義神社"で復興祈願。
復興工事は先月より進んでいるのかナ
大寒のこの日は風がものすごく強かったのですが冬の海と済んだ空の美しさはいつも以上の絶景でした。
浜風商店街のある久之浜第一小学校、校庭からは元気な声がたくさん聞こえました。
小学生の我が愛娘はインフルエンザによる学級閉鎖でしばしお休み中です。。。
わかってはいるけれど"菓匠・梅月"へ・・・やはり毎週火曜はお休みでした。40歳を越えてあんこの甘党にますますはまってます。ここの自慢のかしわ餅はいつ食べれることやら・・・。
既にからすや食堂で生ビール3杯飲んでいるけれど駅のベンチで今度は日本酒を。
釣りバカ日誌のいわき撮影で訪れた三國連太郎さんがこの日本酒"又兵衛"に惚れ込み晩年まで現地からお取り寄せをされていた逸品です。現在も佐藤浩市さんが愛飲されているとの情報です。この"又兵衛"が造られている内郷は僕が育った祖父の家(畳屋でした)のある場所です。。。
駅前のベンチで日中から日本酒を飲む。ここが玉川学園駅前であれば確実に職務質問受けてます。こんなことが出来る幸せがここにはあるのです。。。
そんな中で人が美しいと感じる情景について考えてみたりする。
駅ホームへと入場すると駅員さんから「風で電車が遅れますので駅舎の中で待ってて下さい。」 大丈夫だと伝えると再度「風で寒いので中で待っててください。」
この風に1分でも長くあたっていたい、そのためにここまで来ているのだから。。。酔っ払いが話すと意味不明になりそうなのでもう一度「大丈夫です。」とだけ・・・。常磐線沿線の田舎駅が次々とクールモダンな建築物へと変わっていきます。この街も復興の名のもと変わるときがやってきます。大好きな仮設商店街"浜風商店街"も取り壊し期限が近づき近未来的な商業施設"浜風きらら"へと再生します。素直に喜べず寂しさを感じるということはこの街の生活とは無縁だからこそであり、よそからの傍観者であることを自覚したりもします。例えその姿が自分の想い描く街ではなくなってしまってもその"再生"を喜べる自分になっていこう。そんな想いでまた来月ここにきます。
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