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2015年3月18日 (水)

5年目の久之浜

Sscn3778いわきでも思わず"暑い"と口にするほどの陽気。お気に入りのマフラーもどこかに置き忘れてしまうほど。。。震災から5年目を迎えた常磐線いわき駅にはいつになく人が賑わい、着実に復興の匂いを感じました。
Sscn3794久之浜駅からすぐそこにある"浜風商店街"へ行くには陸橋を渡り改札を出て再び踏切を渡って戻るような感じです、現地の利用客の方々にとってこれが不便だとは思っていないようです。
元気に体育の授業中、この校庭内の奥に見える仮設が"浜風商店街"。

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3・11のメモリアルDAYまでは相当忙しかったようです。3・8の追悼式の"人文字献花"は僕も新聞で拝見しました。
こちらは役所主催ではなく"浜風商店街"主催の3・11追悼式です。Sscn3781


今週3月21日(土)にもう1つ控えているビックイベントがこれです。Sscn3780

制限解除の魚を少しずつ水揚げして町民に振舞う復興への大事な大事な第1歩!
1年前に把握しておきながら先月公表した第一原発汚染水の外洋垂れ流し、このてのエライ方々はどんだけ町民の方々を蹂躙し続けていくのでしょうか。。。

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それでも商店街は笑顔で溢れ、電気店"プラネットさとう"にはいつものように皆さんが集い談笑中、先月発行した我が商店街の"玉川学園商店街ガイドブック"をお渡しして談笑の輪の中へ。参考にしていただきたく地域活性化事業を少し盛ってお話したところ大変好評でした。そういえば僕のお隣の電気店も同じさとうさんでこんな感じでいつも地域の方と談笑してたっけ(仕事してたのかな)。どの街であっても電気屋さんには笑いが絶えないものなのですね。
住居・店舗の再建に踏み切った方、思案中の方、断念された方・・・8月で期限を迎えるこの仮設商店街も何とか2年間の延長の申請が通るようなのですが。4年間、このコミニティーの同じ屋根で営んできた9店舗の商店の方々の5年目のこれから、これからの2年、大きな転換期を迎えることとなります。
暑いくらいのこの日は生ビールがグビッと進みます。餃子といただいたお菓子で既にお腹は満腹なのですがからすや食堂"カツカレー"に初挑戦!
何がどうしてこんなにウマいのか意味がわかりません。。。
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まだまだ海岸の整備はこれからですが堤防はほぼ完成していました。

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堤防を乗り越え入ってみると。。。Sscn3791

いつもと違い窮屈そうに波打つ海。霊長類最速のチーターを檻の中で飼育している動物園のような状態で・・・。


いずれにしても確実に何かは始まっています。
同時にまだまだ目に見えない何かを失っていくようにも思います。でもこの街では誰も慨嘆していません。70代の電気店のおかあさんも、75歳の理髪店のマスターも、80代の銘菓店の旦那さんも ふるさと久之浜へのそれぞれの感懐を抱き。

これまでの4年、そして5年目ののこれからも・・・300km離れたこの場所で流れている久之浜と同じ時間の中で、街の方々の感懐を共有していきたいと思います。

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2015年3月13日 (金)

あれから10年・・・

場所はガイドブック・トップページの"おかはん"。"商店会ガイドブック"の完成配布イベント、"雛めぐり"の両イベント終了に伴い商店会街づくり委員の意見交換懇親会(会費制)?みたいな集まりに交じらせていただきました。何の貢献もしてない僕などがこの場にお呼ばれしていいものなのか・・・「シーンさんは"明日行きたくなる"のキャッチフレーズだけ良かったからそれだけでいいのよ!」と万遍の笑顔で感嘆くださったのできっとこの場にいてもいいのだろう。。。Sscn3738

商店会街づくり委員のメンバーのほとんどの方は女性です。僕の営むサービス業にとって商店レディースの様々な生の声は勉強すべき大事な情報源であります。
6年間の玉川学園商店会・会長任期を終え、現在は副会長の高橋靖昭さん、10年前も今と同じ副会長のポジションでした。当時30代成りたての弱輩者の僕に対し、分断している北口と南口に跨る両商店会の遠謀深慮をお酒を吞みながらアツく語ってくださいました。その後玉川学園商店会会長職の重責を担い、現在の売出しをはじめとする両商店会の合同イベントに至る礎は高橋さんの人望と実効力によって実現したものだと思います。会長時代の高橋さんとは畏れ多く、10年前のように吞み交わせるような機会はありませんでした。
そんな高橋さんが昨日の席では「10年前シーンさんが言った"商店街は空間造り"。それを想ってずっとやってきたよ!」   「・・・・(憶えてない)・・・。」
10年ぶりにあの頃と同じ、フランクな高橋さんと吞むことが出来ました。
当時、副会長の高橋さんは商店街に店舗を構えていませんでした。
「店舗を持たない高橋さんが何のメリットがあって商店街活性化のために動くのですか?」と問いかけると
「商店街が好きだし、それによってこうしてうまい酒を吞んでいたいんだよ。」と答えながらおいしそうに日本酒をたしなんでました。
10年たった今もその想いはブレてないようにお見受けします。
当時30歳の僕は酒の味などよくわからずひたすら生ビールオンリーを吞むというより流しこんでいました。
あれから10年後の今、昨日高橋さんと吞んだ日本酒が格別においしく、いよいよ僕もこの街で酒の味がわかる男になれそうな そんな予感がしています。。。Dscn3736

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