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2015年4月 8日 (水)

二木亭にて

新生活が初まりました。今朝の朝刊には小学1年生の将来就きたい職業ランキングが発表されていました。スポーツ選手は17年連続ダントツの1位ですが気になるランクインに"料理人""ケーキ屋・パン屋""自営業"??などもランクインしておりました。昨日、中学校入学式を終えた我が愛娘が将来就きたい職業とは。。。

二木亭(ママ)との"披瀝"つながりなお付き合いも10年以上になります。この街と商店街への愛は僕の知るところではベスト5にランクインします。そんな二木亭ママさんとの街づくり反省会の席で「シーンさんもオダサガばかりじゃなくてもっと玉川学園を歩かなきゃ、いいお店たくさんあるのよ。」
(そうだ、二木亭に行ったことないぞ。。。)

というわけで今回は長女の入学祝いと題し二木亭へとお邪魔しました!
丘陵の閑静な住宅地の一角、そのわずか200メートル先が勤務地である方向音痴な母はその存在を認識しておりませんでした。
Sscn3995ウワサの"松花堂弁当"、マツカ弁当と言って妻からは「もっと教養を身につけなさいよ。」と冷たくダメだし。そんな妻も三代目J-soulBrothersのことを"三代目ジェイソン"と言っていたりダルビッシュ投手のことを"ガルビッシュ"と呼んでます(何度訂正を指摘しても逆ギレします・・・。)。Sscn3998

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料理もスイーツもそしてお酒も最高においしく、何よりもこのお店で流れる時間と漂う空気が特別なものでした。この土地を愛し、この土地で生活をして、愛するこの土地で夢である"料理人"としてお店を構え、その傍で母は愛する家族を支えながら大好きな洋菓子を作る。。。幸せな人が訪れた人を幸せにさせたいという二木亭に流れる時間と漂う空気こそが最上の"おもてなし"であると僕は感じました。Sscn4000僕自身の今はというと・・・
なりたい職業には就けませんでした。やりたいことはとりあえず出来てます。なりたい自分にはまだ邁進中です。なりたい自分に近づくとき、二木亭さんのようにこうして愛する土地で愛する家族の傍で愛する人と仕事をすることが出来たらどれだけ幸せなのだろう。その夢が叶うときこそ幸せな人のみが人を幸せにできる"おもてなし"という魔法を教養とともに身につけられるような気がします。Rscn3993


Sscn3992披瀝な僕があえて言います。TAKE OUTのこちらのケーキ、近年和菓子にハマり続け、洋菓子離れした僕の眠りを呼び起こす激ウマな一品でした。。。

Sscn3996今後ランチと昼飲みさせてもらおっと。
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2015年4月 5日 (日)

とまとランドいわき

いわき駅の隣、先月リニューアル工事を終えた湯本駅、スパリゾートハワイアンズの駅です。月曜日のせいか閉店している店が多く、子どもたちが楽しみにしていたカラオケBOXも休業となっていました。仕方なく国道沿いのカラオケBOXへと向かうタクシーの中
「いわきは土地の上昇率全国1番で景気いいですよね?」の問いに運転手さんは「原発で避難してる2万4000人の人たちが月10万円の賠償金もらってるんだけど家族4人で40万、5年分i一括前払いでもらえるから2400万、銀行も不動産業もその人たち取り囲んで躍起になってんだよね、それだけのことですよ・・・。」
バブルを経験せず社会人を迎えてしまった僕ですが、きっとバブルとはそれがバブルだとはわかっていても現実にある現金を目にすることで脳がバブルするものなのだと思います。

翌日は兼ねてから気になっていた四倉にあるとまとランドいわきへと。Sscn3965
周囲には田んぼと畑しかないこの直売所では朝収穫されたばかりのピチピチとまとを買い求めすでに長蛇の列。僕たちの目的は総面積2400平方メートルの敷地でガラス温室栽培されたピチピチとまとの収穫体験。とまと大好き愛娘はすでに顔がとまとになっておりました。

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土ではなくヤシの実の皮と繊維を固形状にしたものを培地とする"ココウール溶液栽培"という方法らしいです。というわけなのでヨウ素131、セシウム134・137などの放射性成分はもちろん全て不検出です。
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とにかく甘い!アベノミクスの果実の甘味を味わえない僕はここいわきでしたたる果実の甘味を味わうこと出来ました!

たくさんの来店客と従業員の方々で賑わう2001年創業のこの"とまとランド"。
交付金は出るのだけどなにをもって地方創生なのか?それぞれの地域においてまず考えるのは人を呼びこもう!PR用のパンフレットとポスター作製、のぼりと看板、街のシンボルとしてモニュメントとベンチの設置などベタなパターン。。。(湯本の街もそうでした。)
このとまとランドは創りだすことで人が集まり人が働き、また創っては集まる・・・まさに地方創生の必勝モデルです。
しかしながら昨年よりJR東日本が親会社となり株式会社いわきファームによる関連会社となりました。JRがイニシアチブする"地方創生"、巨大グループによる販路拡大で収益性を上げ雇用も拡大し地域の創生をはかるという路線、それはそれで素晴らしい。
しかしここから数十キロ離れたこのような土地においてもそんなような理念を謳い、街を崩壊させた親方日の丸の巨大電力会社があったりもするのでどうにも。。。

原発事件以来、僕は自分の目で見たものだけを信じることにしています。福島県の内堀知事がこのように言っていました「光の当たる数が多くなるほどその影の色が濃くなってきている。」

地方創生は被災地や過疎地域に限ったものではなく身近な自分の周辺のテーマでもあると思います。このとまとランドのように"創りだして人が集まりそこで働く"このような好循環がそれぞれの地域で実現出来るのであれば。。。Sscn3967

新たないわきをまたまた再発見した楽しい旅行となりました。今回も大好きな湯本こいと旅館女将さん?左)での宿泊でした。Sscn3970

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2015年4月 1日 (水)

最愛の人たちと

Dscn3873_2当店の募金箱、昨年12月に久之浜"浜風商店街"へと現地に直接お届けしました。お客様から更なる感嘆をいただきあれから4か月で瞬く間に35149円となっておりました。
謙遜するわけではありません、片道4時間半の久之浜へは本当に誰かのためではなく自己満足なのです。マンガ喫茶に9時間いたら家族からは辛辣な扱いをされますが久之浜への移動の往復9時間でビールを飲み、読書をして爆睡をしても快く見逃してもらえるプライベートの至福の時間なのです。

 

今回は春休みの子どもたちを連れてのいわき1泊旅行です。念願だった浜風商店街に連れてくることが出来ました。Dscn3884Dscn3890





お客様からお預かりした募金35149円も無事にお届けしました。
電気屋さんでは完成したばかりの震災から4年、久之浜ショートドキュメント(15分程度)を観覧しました。Sscn3942現地を憫察させることが目的ではありません、幼い頃大好きだった70年代の団地商店街、あの頃のワクワクする商店街のエッセンスがこの"浜風商店街"にあるのです。家も店も失った商人の方々、それでも訪れる客をワクワクさせる商人魂、仮想じみたショッピングモールではなく、人とお店が近すぎるほど繋り触れ合う商売の原点、バーチャルではないこの風味を感じてほしく子どもたちをこに連れてきました。

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大好きな久之浜の海に最愛の人を連れてくる。こんな幸せがときに怖く感じます。。。
ある日、突然全てを失うということ。

僕はまだ大事なものを失ったことがありません、だから失った方々のつらさや痛みが全くもってわかりません。僕の周りには大事なものばかりです、いつか必ず失う日がやってきます。
僕がここに来る意味・・・もしかすると・・・
この街で強く、明るく前に向かっている人達を見ていくことでいつか自分にもやってくる恐怖から起ち上がるための心の準備をしているだけなのかもしれません・・・。
Sscn3949_2Sscn3950からすや食堂の餃子とカツカレーでご満悦の長男、あかもの屋の駄菓子大人買いでご満悦の長女。
とりあえずそれでいいのかな。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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