神々しさの街
その20代女性のお客様はインドのガンジス川を見ることが目的だったようです。感想を尋ねたところ「とてもこうごうしかった。」とお答えしてくれました。
3月を迎えました。忌まわしい災害と事故から丸5年となります。愛しのいわき・愛しの久之浜。皆さまからの温かいご支援の募金を届けに参りました。福島県への8回目となる今回の募金額は¥36153でした。この場にてご報告させていただきます。
この日は突風が吹き荒れ、常磐線下りは停車を繰り返しながらの徐行運転、帰りの切符を先に久之浜駅で購入しておこうと思ったのですが駅長さんからは「低気圧来てますんで午後は止まってしまうかもしれません、無駄になってしまうかもしれないので午後、列車が動いてたら買ってください。」 (どっちにしても帰るためには切符は必要なんですが売ってもらえなかったです。。。)
ここへ来る、何よりの楽しみはというと・・・。
からすや食堂の餃子に生ビール、このアツアツ餃子から溢れ出す肉汁は僕の至福のドーパミンでもあると思います。
オリジナルな1.5人前です。
沿岸の宅地造成が3月中に間に合い、24日から引き渡しが開始されるとのこと、それらの復興状況と愛しの海を見ることも目的だったのですが、あまりの突風のため、おかみさんからは「今日は海の方はやめておいた方がいいよ。」とのご忠告。替わりにいわき駅の複合デパート・ラトブの6階で震災前の街を模型で復元している「ふるさとの記憶」 というイベントをやっているので壊滅前の久之浜の街並みを見てったらとだんなさんからご提案いただきました。1時間程度の滞在で浜風商店街を後にしました。
仮設商店街を出たところで風が止んでいました。このまま電車に乗るつもりでお別れしたのですが何かに指南されるように、いつものように、自然と海へと向かいました。
先ほどまでの突風はウソのように収まり、導かれるように゛奇跡の神社゛秋義神社へと。
今年最初のお参りが無事にできました。。。穏やかで、、、意味がわからず、、、自然と涙が溢れます。
こうごうしい・・・神々しい・・・使ったことのない表現だったけどきっとこういうことなのだと思います。。。いつものように この鳥がいて。。。
海を後にしたらまた突風が吹き荒れ、電車は久之浜に10分遅れて到着、予約のいわき発高速バスには5分遅れで間に合わず、次の発車までの30分間、ということは ラトブ6階のイベント会場へ と・・・。
双葉、大熊、富岡、浪江、小高、新地、久之浜・・・14の地区が復元されていました。個人情報がこれだけセンシティブな時代においてそれぞれの居住宅が名前入りで復元されていました。
「これがオレげんちだ。」「ここ私が行ってた学校。」
小さな模型を食い入るように見つめ、想いを語り、振り返り。。。 とてもいい企画です。
あれから5年・・・災害と原発事故・・・
僕にとってのヒューマニズムで神々しい旅はこれからも続いていきます。
今日も来てよかった。
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