1000年の神
ずっと思っていました・・・。時期や天候、そして自分の定休日がヒットするのか否か。
今年に限っては気持ちが違います。何が何でも絶対に観に行く、そう決めていました。
若さは最大の武器でした。若いだけでチャホヤされ、自分を過信し錯覚していました。
日本においては美容師という職業はことさらキャリアよりも若さが評価の対象となります。
35歳以上の離職率が80%を超えているというデータもあります。
四十路を超え、若さというベールに包まれていた実力が過信であったことに覚醒し、若き日の過ごし方を悔いています。。。
玉川学園地区も華やかな桜のシーズンが終焉を迎えました。大学の創設時期に一斉に植えた数々のソメイヨシノ。それらの樹齢は80年ほどと云われております。人々を魅了するその華やかな美しさのピークの樹齢は25年から45年くらいとも云われているようです。皆さまが口々にされる「昔はこの街も華やかだったのに。。。どの桜ももう老木になって。。。」というお声の数々。
諸説あります。樹齢は800年とも1000年とも1200年とも云われている桜があります、日本三大桜「三春滝桜」。
表現が見つかりません、より近いセンテンスは"貫禄"でしょうか。
5年前の原発事故でシーズン来場者31万人が一気に激減、福島をこよなく愛する僕自身この桜を見ることは実現することはないと当時は思っておりました。
涙もろい僕はその滝桜の1000年の"生き様"を前にしたら絶対に泣くと思っていました。サングラスと厚手のハンカチ、入念な準備をしておりました。
そこから発するエネルギーはそんな涙を誘うものではありませんでした。
「私を見ろ。生命を見ろ。下を向いているのではない、下を向いている君たちを見下しているのだ!」
神々しい。。。
福島にはどれだけの神が宿っているのだろう。
運転大嫌いの僕が往復7時間をもろともしないパワーと100歳まで頑張れるような強い気持を授かってまいりました。
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