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2016年7月27日 (水)

パラレルワールド

8月5(金)・6(土)・7(日)は郡山駅前最大のお祭り「うねめ祭り」が開催されます。同時にこの日程は「玉川学園南口商店会夏祭り」ともろかぶりです。残念ながら郡山のお祭りには来られないでしょう。おそらく。。。Sscn5167_2

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郡山から初めての磐越西線でまったり会津若松まで。Sscn5161Sscn5166Sscn5170
幼少の頃から何度も何度も訪れているのですが・・・いわき・郡山・会津は僕のパラレルトライアングルワールドです。Sscn5162
今回食事をした場所は会津武家屋敷の並び「鶴井筒」。会津はこのような旧家屋が立ち並ぶ素敵な街並みなのです。会津地酒をたくさん飲みたいが故、鉄道を乗り継ぎここまで赴いています。Sscn5169Sscn5165Sscn5164_2

ある意味、福島人のように育ってきた僕は幕末の歴史解釈は会津藩の幕府寄りになってしまっています。当時の思潮からは明治の近代国家はなるべくしてなったものだとは認識しています。歴史が動いたその大きなヒストリーの潮目に会津藩なしには語れないと思います。
そんな会津藩を文武・教育、300の藩の中で最高の水準であったと、ここへも訪れた司馬遼太郎さんも称賛されていました。徳川慶喜"最後の将軍"や土方歳三"燃えよ剣"。会津藩主・松平容保"王城の護衛者"はそれらの作品とは違い短編でありながらも会津の方々の魂を伝えることのできた素晴らしい作品であったようです。
歴史の解釈は時代とともに変わります。同時にカタチをもたない"事実"も変わります。
変わらないないのはソレを信じる自分の想いだと思います。

Dscn4986鶴ヶ城も会津武家屋敷も10回近くは訪れています。それでも何度も来て、何度も入場しています。あの頃・・・"会津の悲劇"を知り、悲しみに打ちひしがれていた幼少の自分に何度も逢いたくて。。。

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2016年7月 6日 (水)

6年目の久之浜へ

イギリス、EU離脱の大きな要因になったのが移民受け入れ政策での職の減少と治安悪化の懸念でした。

近頃の福島へは中通りと山通りばかりを攻めていました。震災から5年を過ぎた久之浜へ久しぶりに訪問してきました。
5年という節目に向かって行政手続き上とても慌ただしかった前回の3月の訪問とは一変、沿岸の工事と宅地の造成はずいぶんと頓挫しているように感じました。
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この土地と国道6号には多くの作業員の方々が出入りをしています。震災前で人口5000人程度だったこの地区にも賑わいを感じます。パチンコ店もオープンしていました。

定年退職で時間のあった父親と初めてのからすや食堂訪問。4人掛けのテーブルに腰を下ろし普段ない親子の会話がはじまりかけた頃に3人の作業員が来店されました。おかみさんが気を使って僕らの隣には2人しか座れないということを伝えてくれましたが僕が「どうぞ」と言う前に「3人座れっぺ。」とすでに腰を据えておりました。きっと忙しいのでしょう、その1人は僕の隣で携帯電話で大きな会話を来店から食後までずっとしておりました。いつも笑顔の溢れるこの食堂ですがなにやら剣呑な感じでした。
ここがからすや食堂でなければ外で話してもらうよう喚起しているところです。

この街には復興を思い頑張っている作業員の方々がいます。
また、圏外から低賃金で雇われ不満を抱えながら作業をしている人たちもいます。
それらの方々と混在した生活が続いています、そしてこれからも続いていきます。
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間もなく生まれ変わろうとする街。

その土地を愛して暮らす人。
その土地で暮らしたくて働く人。
その土地で働くために暮らす人。

生まれ変わっても暮らす方の心がこれまでどおりであればきっと誰もがこの土地を愛してしまうのだろうと思います。Sscn5047Sscn5046


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