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2017年4月30日 (日)

ふくしまはマケナイ ~ふくしま自然紀行~ 晋川京子展

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6年前の3月、未曽有の被害をもたらした東日本大震災。晋川京子さんは、震災後から福島の風景を描き続けています。2014年に福島で開催した「第1回ふくしまはマケナイ展」で、地元・福島の人から、「この絵をたくさんの人に見てもらって、福島に遊びに来てほしい」という声を聞き、それに応えるために、現在も都内近郊にて展覧会を開いております。

ふくしまはマケナイ ~ふくしま自然紀行~ 晋川京子展
会期:5/1(月)~14(日)11:00~18:00 ※木曜休廊
会場:カフェギャラリーR2
住所・アクセス:相模原市南区南台6-18-5-103。小田急相模原駅徒歩10分
入場料:無料
問い合わせ:カフェギャラリーR2、電話=042-785-3533

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2017年4月27日 (木)

いのちの桜

1000年の生命を感じるために今年も福島・三春へとやってきました。

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オープンから18年、僕のことを「先生」と称呼しながらもまるで我が子、もしくは孫のように温かく接してくださった大切なお客様方。ご高齢を迎え相次いでのお別れが続き寂寞とした日々が過ぎていきます。

Dscn5798満開のピークを過ぎてしまった滝桜から煩悶を解決するメッセージを今年はもらうことはできませんでした。。。

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そしてやってきたのは満開の桜1000本が咲き誇る会津"鶴ヶ城"。
19年前に長男がお腹の中で宿る妻とこの満開時期にここへ訪れました。

Sscn5856400年の歴史あるこの城門で迎えるこの桜はおそらく樹齢300年以上だと推測します。
何に支えられることなく、何に囲われ守られることなく「私がこの城を守っているんだ!」と言わんばかり、ゴツゴツのこぶだらけの幹、「答えが知りたければ私に触ってみろ!」。
触れて感じるそのみなぎる生命力。Sscn5855
この仕事は自分には向かない、そう思うことばかりでした。
「ありがとう、生きかえったわ。」「ようやく春がきたわ。」
仕上げを終えるとそう感謝の言葉をいただき、お迎えのご家族の車からの満面の笑顔。
お見送りを終え、次回もまた来ていただきたい、喜んでいただきたい、だからこの仕事をこれからもがんばろう。
そうやって力をいただいて参りました。

江戸幕府に忠誠を尽くし、幕末の京都の治安維持に尽力し、大政奉還後に"朝敵"となった会津藩。恭順は受け入れられず籠城の末、1日に2500発のアームストロング砲を受けながらも持ちこたえた鶴ヶ城。死者3000人以上の戦を見届けたこの場所の戊辰の桜たち。

これまでいただいてきた力以上の力がお客様に届くようもっともっとこの会津の桜のように生命の幹を強くしていかなければと。
福島にはいつも答えがあります。Sscn5864                    #東北でよかった。。。

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