« 浜風ルネサンス | トップページ | prayer »

2017年11月29日 (水)

語り から

そのお客様は大学でフランス語の講師をしているようです。
「店長さんは"忠臣蔵"はご存知?」
詳しくはありませんがもちろん大体のあらすじは説明出来ると思います。なんでもそのお客様は昨日の授業の中で19世紀の"シラノ ド ベルジュラッグ"という戯曲がどれくらいフランス国内で有名かを日本の"忠臣蔵"で例えたところ大学2年の生徒さんたちは忠臣蔵を知らず、余計にこんがらがってしまったということでした。。。

昨日は町田文学館ことばらんどにて宮内純子先生の"ペンの会"での講演に参加させていただきました。宮内先生はこれまでに児童文学で「白絹のワンピース」「青い風船」「ひがん花の赤いじゅうたん」を上梓されております。Sscn6263今回のお話は教員退職後の執筆活動と同時に活動していた"語り"についてでした。
各地域のこどもたちに昔ばなしなどを語り回っていたこれまでの活動で感じてきたこと、それまでの経緯などのお話しでした。途中「鳥呑爺」をお話ししてくださいました。
唄を歌うかのように流れるようにしかししっかりと語られます。 あー日本昔話だ・・・。

宮内さんの上梓された3作品はいずれも戦争体験ががテーマとなっています。それでいて重くなく大人も子どもも 心に涵養していくあの感覚は自らが"聞かせること"をたくさんの子どもたちに向き合ってきたからこそゆえにある作品であったのだと。納得です。

語る、聴く それらは生きていて そして生きていくこと

宮内先生はそのようにおっしゃっていました。

« 浜風ルネサンス | トップページ | prayer »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 語り から:

« 浜風ルネサンス | トップページ | prayer »