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2017年11月 3日 (金)

文化の日こそ

「お国の下に民がある国民という表現は使わない。」
女性向け総合生活雑誌"暮らしの手帖"初代編集長・花村安治はそう語っていたそうです。

日本国憲法公布から71年、民の上にあった国の主権は民衆そのものとなりました。
現在は3つの権利で国民による立憲という社会が成り立っています。
あの時代、国の上に軍という文字がありました・・・。
"自衛隊"という呼称は日本独自のものです。国際社会で解釈した場合は軍隊という位置づけになるものと思います。
その国際社会でいう軍隊が憲法によって権利が成立した場合のその統括は防衛大臣、最高権力は内閣総理大臣となり国民からは切り離される仕組みとなります。

1941年、全政党が解散し大政翼賛会という軍事政権が結成されました。
その大政翼賛会で当時、戦争高揚への国策宣伝を担当していた花森安治は
「これからはだまされない、だまされない人たちをふやしていく。」
戦後100万部以上の読者をつかんだ暮らしの手帖とはそのような思いで創刊された雑誌であったようです。

Hanamori

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