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2018年4月 5日 (木)

愛しの浜風商店街

3月27日、皆さまよりお預かりしました23878円をいわき市久之浜商店街の現地へとお届けししてまいりました。
浜風商店街は解体も終わり、何事もなかったかのように綺麗に舗装され久之浜第一小学校の駐車場へと戻っていました。006



震災から半年、被災地初の共同仮設商店街。被災地ではそれぞれが活気を取り戻そうと仮設商店街をOPENし圏外から人を呼び込み地域の物産やお酒などを振る舞い活性化を図りました。
久之浜「浜風商店街」は外部からから人を呼び込むのではなく原発から31km、ここで暮らしていくと決めた方々の生活の拠点であるための商店街でした。
間もなく90歳を迎えるシューズショップ"サイトウ"のおかあさんはきれいな新店舗へと移り「浜風からここさ移って寂しくなったぁ。。。」とおっしゃったたことが切なかったです。
家もお店も失いそれぞれが新店舗を構えるまでのがむしゃらの5年半。
共有し協力しあったその5年半こそがかけがえのない時間だったのだと思います。



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復興の象徴ともいえる"稲荷神社"。これまでも疾病、大火、高波などの被害のたびに住人の方々の守り神として崇められてきました。
そんな厳かな神社に娘の高校受験合格の絵馬を置かしていただいたうえに応援のエールまでもいただきました。無事終えたこと本人からご報告にまいりました。



0167年が経ち、国からの膨大な予算での箱型の復旧工事はほぼ終了しております。
今はつくられた景観だけが広がっていますがいずれ、また町の方々の暮らしの景色となり震災前の素敵な情景に戻ることを楽しみに通い続けます。

様々な不安と恐怖にさらされ、もしかすると今もなおその気持ちはあるのかもしれません。ここに暮らす小学生、中学生たちが東京などではなく、ここ福島の土地で飛躍できることを"稲荷神社"に次なるお願いとさせていただきます。



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世界一おいしい"からすや食堂"の餃子の味がいつまでもこのままであるように。。。029からすや食堂のおかみさんは「今度は女性だけのグループつくって町おこしするから応援してね。」と たのもしいー
バリバリ応援しますよ!!

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