漁業の町
地方の地場を活かし、産業に繋げる経済の活性化。
過疎化の進む地方に対し国策なる事業に阿ることで地域の雇用の安定、国からの交付金などによる活性化。
どちらの策も地方創生です。
内閣の人事が発表されました。いわき市出身で被災地福島に精通する吉野復興大臣は外れました。
首相の適材適所と標榜する復興大臣には原発、憲法改正、集団的自衛権推などを推進される方が後任となりました。
原発事故から7年半、福島の漁港がやっと動き始めました。
防波堤工事や除染、廃炉作業以外の海を生業とする本当の地方創生が始まろうとしています。
原発汚染水は現在90万トン(タンク860基)、タンク保管場所が限界を迎えるということで多核種除去設備で浄化したとされるそれらのトリチウム水を海洋放出する計画でいます。
5つの対策を検討してきたとのことですが経費を抑えられ最も現実的である理由から海洋放出ありきのようです。
ちなみに海洋放出は34億円程度、新規に大型タンクを設置して収容スペースを確保して半減期まで長期保管の場合の試算は200~300億円程度。
200~300億円?オスプレイ1基が108億円だから、、、
トリチウムはベータ線で放射線量は比較的低く、セシウム137の700分の1程度。
仮に人体に取り込まれても水分と結合するので体外に排出し易い。
全国にあるいくつかの原発からも40年間海洋放出しているが住人からの健康被害の報告はは出ていないので心配はない。
という見解らしいです。。
そして数日前、除去しきれていないのはトリチウムだけと言われていた90万トンの汚染水うち75万トンから実はトリチウム以外にもヨウ素129、ルデニウム106、テクネチウム99 その他まだまだ公開中であります。
さすがにここまで公表されて海洋放出はないかとは思うのですが
2020年までに復興を完了させることを義務づけされた復興相就任直前の東電からの公表出しまくりであったことが気がかりであります。。。
原発のある海でしょ?それ以上のことがあったのだから何を今更。という考えもあろうかと思います。
そんなことがあったから現地ではあきらめずに真剣に向き合ってきました。
だからこそもう二度と、1ミリも汚してはいけないのです。
どうか県外の方々にも常磐の海を守っていただけるようお願い申し上げます。
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