昭和64年から
1週間が過ぎ。
先週の今頃、僕は夢を見ていました。
優勝者は天皇杯出場、天皇杯優勝は東京オリンピック代表へと繋がる、そんな社会人レスリングオープン大会において1勝でもあげれれば自分の何かが変われるはずだと強い気持ちで臨みました。
間違いなく風は吹いていました。超強豪選手はトーナメントの別の山でぶつかり合い、僕の山の強豪戦手は怪我で危険、シードの僕が迎える初戦は知名度の薄弱選手。
見えない力が最強のお膳立てをしてくれて。
あとは銀メダル奪取。
まさかの興奮状態でした。
そんな中での初戦敗退に頭の中の整理に時間がかかっているところでございます。
"完全なる不完全"。これまでの試合とは違い緊張もなく、自分の試合をモニターで見るかのように俯瞰できました。やるべきことがすべてわかっているのに身体が指令を訊いてくれない、動いてくれない、そんな中でも動けるトレーニングをしてきたはずなのに身体は応えてくれない。
この状態が本当の今の自分、 これ以上の自分はなくこれからもない。そう思えた大会になりました。
やりきったとは答えがたいのですがはっきりと区切りはつきました。
30年前、中学3年生の昭和最後の年に進路のすべてを投げ出して、あのときにこうしていればという思い、後悔の念を日々抱えながらこの齢ととなり。
平成最後の年にその答えをやっと見つけることできました。
誰かにここまでしてもらい、たくさんに支えられ、やればできるよ、君ならできたよ、俺ならできる そう思い込み続けて。
結果、今いる自分が自分以外何者でもなくおそらくこの30年が違う道のりであったとしても今の自分であったのだろうなぁと。。。
そして僕にとっての夢は叶えるものではなく見続けていくものである ということ。
怪我だらけの体をしっかり修復して迫りくる年末にはこれまで以上、ガッツリと仕事に励もうと思います。
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