« 町田文学館ことばランド「お宝紹介」 | トップページ | ベルダから20年。 »

2019年5月29日 (水)

令和元年、久之浜にて。

「ひさしぶりでねぇの。」
久之浜へは今年の1月にひっそりと秋葉神社にお参りに訪れただけで浜風商店街の方々とお会いせずに去りました。
018
昨日は雨こそは降りませんが空は雲で被り、海風も強く波も荒い日でした。
021 震災から8年が過ぎ、大きな復興整備 はほぼ完了しております。
7月にはこの町の「波立海岸」も9年ぶりの海水浴場の開放となります。
常磐自動車道も全面開通、来年開催されるオリンピックの聖火リレーのスタートもします。
明るいニュースばかりです。のはずなのですが。。。

この町に通わせていただき初めて町の再生というものをリアルに目の当たりにしました。
「久之浜」は”被災地”という括りからは逸したのではないかと思います。
そして、今、僕が見ている町の状況は人口減少を迎え都市部集中により存続の危機に至る全国にある地方の町の様、そのものだと思います。
025 参院選に向けある政党が街頭演説を行っておりました。
「久之浜駅前ロータリーの皆さま。」と 聴衆が1人もいないこうした光景も日常のようです。
027 020
大津波にも耐えた”秋葉神社”。
以前、花で咲き飾るプロジェクトがありました。その際のお花をドライフラワーにして僕のために取っておいてくださいました。
この神社は僕にとって他ならぬ心の信仰です。そのお花を頂けて。。。有り難や。。。

023 今回、ヘアメークシーンのお客様 皆さまからは31921円の募金をお預かりしておりました。久之浜の町にとってお役にたてていただけるようからすや食堂さんにお届けいたしました。

どんな情報もリアルタイムで入手できる時代になりました。
そんな時代だからこそ僕は”肌感”を信じます。自分の見たもの、聞いたもの、感じたもの、その感覚だけを信じていきます。
更なるスピードアップで令和は進んでいくのだと思います。
地方でしか感じることのできない本当の時間空を味わいながらこれからも流されることなく、見失うことなく、生きていきたいと思います。


« 町田文学館ことばランド「お宝紹介」 | トップページ | ベルダから20年。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 町田文学館ことばランド「お宝紹介」 | トップページ | ベルダから20年。 »