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2023年3月 8日 (水)

太陽の女性たち

元始、女性は太陽であった。」女性解放活動家・平塚らいてう

今日3月8日は国際女性デー、婦人の参政権を得るまでには長い道のりがあったようです。
美容師を始めた30年程前のこの仕事の大半は女性の活躍の場でありました。
小学校時代の尊敬する女性教師、これまで務めてきた美容室の先輩方(年上である美容師の僕の妻含め)、看護師として子育てを両立してきた自分の母とその同僚の方々。
僕には常に太陽でありました。

玉川学園南口の商店街に″松月庵”というお蕎麦屋さんがありました。パワフルな接客のおかみさんは伝説でした。
その隣、”大岡山青果店”のおかみさん、とにかく働きものでした。背中に子どもを負ぶっての商い姿はこれも伝説です。
尊敬やまない当店お隣りであった”やまね”さんと”ぴよぴよ電気”、ぴよぴよ電気の奥さんはご主人の外回りを内需で支え、お店を守り電化製品の販売、相談、挙句、我が家の子ども2人の託児所も兼ねていただきました。
やまねさん奥さんも同様、お店を守り、クリーニング店としての取次ぎ、手芸教室を主宰、またご主人にはできない着付けのお客様を手際よく1人で完璧にこなしていました。
お店を支え続けた商店街のおねえ様方の共通点は家事と子育ての二刀流であったこと。
今でこそ男性の家事、育児参加などささやかれていますが当時の商人の嫁は仕事と家事、育児は当然の役割みたいな時代でした。
そう、この時代「女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く、蒼白い顔の月である。」 by平塚らいてう
それどうなんだ

4人のおネエ様、先週皆様ご来店いただきました。今でもご来店くださっております、あざーす。
お店を守り抜き、家事、育児に走り続けたおネエ様達は蒼白い顔の月ではありませんでした、この商店街を照らす太陽でありました。
そうそう
呉服やまねさん、既にお店はありませんが着付けのご要望ありましたら駆けつけますョ!
今でも現役バリバリ、キレッキレの太陽です!




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